バイオリンを販売している楽器メーカーは多数あり、どこで購入すればいいのか迷ってしまう人も少なくないはずです。今回は、バイオリン初心者におすすめの「バイオリンセット」を販売しているメーカーや品番を紹介します。
「これからバイオリンを始めたい」と思っても、初心者であればどんなバイオリンを買うべきなのか、その相場はいくらなのかなど、わからないことがたくさんあるはずです。
近頃では、そんなバイオリン初心者に向けて、多くの楽器ブランドがセットで必要なものを全て揃えることができる「初心者セット」を販売しています。
今回は、これからバイオリンを始める初心者の方に向けて、おすすめのバイオリンセットやバイオリン選びのポイントを紹介します。
バイオリンを始めるのに買い揃えなければならないものは?

バイオリンを始める前に揃えておかなければならないものは、「バイオリン本体」、「弓」、「松脂」の3点です。
その他、譜面台やケース、便利なものを揃える人もいますが、基本的にはこの3点があればバイオリンを始めるのには十分だといえます。
バイオリン初心者必見!バイオリン選びのポイント

バイオリンは、初心者からするとどれも同じように見えてしまうかもしれません。
しかし、使用されている木やニスの素材ひとつで、ひとつずつ大きく音色や質が異なります。
まずは、初心者でも自分にぴったりのバイオリンに出会うことができるように、バイオリン選びのコツを解説します。
サイズ
バイオリンを選ぶ上で、自分に適切なサイズのものを選ぶことは最も重要だといえます。
バイオリンをこれから始めるのであれば、毎日長時間の練習をすることが増えることでしょう。
その際、サイズの合わないバイオリンを長い時間演奏してしまうと、姿勢が悪くなってしまったり、美しく演奏することができなくなったりしてしまう可能性があります。
ですので、少しでも心地よく演奏し続けられるバイオリンを選ぶことが大切です。
価格
まず、バイオリンを購入する前に自分の予算を決めましょう。バイオリンの値段は安いものでは1万円から、高いものでは1億円を超えるものもあります。
しかし、安いからといって「質の悪いバイオリン」というわけではなく、初心者が練習するには十分なものも多くあります。
今後、ステップアップしてコンクールに参加する機会などがあれば、音色や質にこだわったバイオリン選びをする必要があるでしょう。
ただ、初心者のうちは弾き心地の良さとコストパフォーマンスを重視してバイオリンを選んでも問題ありません。
手入れのしやすさ
特にバイオリンの弓は消耗品でもあり、長く使用するためには普段から手入れをしっかりすることが重要です。
そのため、初心者であれば手入れのしにくいものよりも、誰でも簡単に手入れがしやすく長持ちするものをおすすめします。
また、メーカーによっては手入れ用品を含んだバイオリンセットを販売しているので、事前にチェックしてみると良いでしょう。
バイオリンセットを販売しているおすすめブランド5選

ここからは初心者でも使いやすい、バイオリンセットについて紹介します。ぜひバイオリン選びの参考にしてください。
キョーリツ「Hallstatt入門用バイオリン10点セットV-12」
キョーリツの入門用バイオリンセットは本体や弓、松脂の必要な3点はもちろん、その他にも便利なケースや譜面台、楽譜がセットに含まれています。
また、教則本や解説付きのDVDまでもが付属されているので、手に取ったその日からバイオリンの練習を始めることが可能です。
教則本では、バイオリンの演奏の仕方だけでなく、演奏前の準備からチューニング方法まで解説されているので、はじめての方にぴったりのセット内容となっています。
ammoon「マットアコースティック4/4バイオリンフィドル」
ammoonのバイオリンセットは、リーズナブルな価格で必要なもの全てが揃っているセットです。
良質な木を使用し、最後にマット加工をした見た目が美しく、上品なバイオリン本体が人気の理由のひとつです。
また、バイオリン本体をしっかり保護することができるバイオリンケースや、弓や松脂などメンテナンスに必要なものも付属されています。初心者でも使い方がわかりやすく、おすすめの商品です。
YAMAHA Braviol「V7SG」
音楽経験者であれば、誰もが一度は利用したことがある大手楽器メーカーのYAMAHA。YAMAHAの商品が長年愛されているのは、熟練した技術者が丁寧にひとつずつ作り上げている楽器の品質にあります。
初心者でも安心して、良い品質のものを使いたいという方におすすめです。セット内容は必要最低限のものになりますが、十分に練習を始めることができます。
鈴木バイオリン「Outfit Violin(No.230)」
Outfit Violinは国産で有名なバイオリン製造メーカーである、鈴木バイオリンが販売しているバイオリンです。
音質は10万円を超えるクラスのバイオリンに劣らないのにも関わらず、リーズナブルな値段で購入することができます。
弓やバイオリンケース、肩当てなどがセットで付属されており、初心者の定番ともいえる人気の商品です。
STENTOR「アウトフィット(SV-1201/4)」
STENTORのアウトフィットは、イギリスのバイオリンメーカーのもので、美しい塗装とこだわりの素材で作られたバイオリンです。
また、現在ではその使いやすさから音楽の授業や子供のバイオリン練習に推奨されるモデルとなっています。音色もよく、非常にコストパフォーマンスに優れた商品です。
バイオリンの基本的なお手入れ方法

バイオリンを長く、綺麗に使うためにはお手入れやメンテナンスが必要です。ここからは、バイオリンの基本的なお手入れ方法を2つ紹介します。
専用ケースに入れる
バイオリンを購入する際には、ケースが付属されているセット、または付属されていなくてもケースを一緒に購入することをおすすめします。そして持ち運ぶ際は必ずケースに入れるようにしましょう。
しかし、ケースであればどれでも一緒というわけではなく、ケースの形状が自分のバイオリンに合っているのか注意して選ぶようにすることが大切です。大切なバイオリンを少しでも衝撃から保護できるケースを見つけましょう。
使用後はクリーナーで汚れを拭き取る
バイオリン演奏後は、必ず松脂やほこりを拭き取るようにしましょう。
松脂が楽器についてしまうことで、振動の妨げになり音色が変わってしまう可能性もあります。
そのため、使用後は柔らかいクロスできれいに拭き取り、こまめに掃除することが大切です。
また、手垢がなるべくつかないように、素手で触ってしまわないように注意です。あまりに汚れがひどい場合は職人に掃除してもらうことをおすすめします。
まとめ
今回は、これからバイオリンを始めたい初心者の方に向けて、おすすめのバイオリンセットやバイオリン選びに役立つ情報を紹介しました。
バイオリンセットの中には楽譜や教本など、すぐにバイオリンを学び始めることができる付属品がついているものもあるので、ぜひ自分にぴったりのバイオリンセットを見つけてみてください。