バイオリニストなら絶対弾いたことがある曲ばかり!バイオリンおすすめ名曲10選

バイオリン演奏者の誰もが、世界的に有名な作曲家たちが残した数々の名曲を、いつか弾いてみたいと憧れているはずです。

名曲の中にはクラシックやポップス、ジャズなどさまざまなジャンルが存在し、曲によって使用される表現力や難易度が異なります。

この記事では、バイオリン演奏曲で有名な10曲を紹介します。初心者から上級者向けまで、幅広い難易度のものがあるので、ぜひお気に入りの曲を探してみてください。

バイオリンの名曲といえばこの10曲!

ここからは早速、バイオリンの名曲を紹介していきます。名曲の中には、作曲家の思いやストーリーが描かれていることもあります。

曲のバックグラウンドを知ることで、さらに表現力豊かで感情のこもった演奏になるでしょう。

愛のあいさつ(エルガー)

愛のあいさつは、作曲家であるエルガーが婚約者に向けて作曲した名曲です。ゆっくりとした曲調ですが、繊細で豊かな表現力が求められます。

少し難しいポジション移動をするパートもありますが、テンポが速くないのでそれほど難易度は高くありません。

美しい夕暮れ(トビュッシー)

美しい夕暮れは、ピアノ作曲家で有名なトビュッシーが18歳という若さで作曲した甘美で美しい名曲です。

18歳の青年が作曲したとは思えないほど、夕日が沈む儚く切ない情景が曲の中で表現されています。

バイオリン中級者向けの難易度で、強弱のある表現力の練習としてぴったりの一曲です。

踊る人形(クライスラー)

踊る人形はエーデ・ポルティーニが作曲し、クライスラーが編曲した名曲です。

ポップで明るい曲調ですが、弓使いが非常に難しく、プロのバイオリニストでもノーミスで弾き終えることは難しい曲と言われています。

素早いポジションの移動の練習になるので、挑戦すればスキルアップできること間違いなしです。

シチリアーノ(パラディス)

パラディスは古典派経に活躍した作曲家であり、幼い頃に失明しているにも関わらず、ピアニストとしても有名です。

シチリアーノはそれほど知名度は高くありませんが、知る人ぞ知る名曲として、長年たくさんのバイオリニストから愛されてきました。

演奏時間が短いのが特徴で、アンコールとして演奏されることが多い曲です。

愛の悲しみ(クライスラー)

愛の悲しみは、ウィーン生まれの天才作曲家であるクライスラーによって作曲された名曲です。

淡々とした悲しくもロマンチックなメロディーは、ジャンルを超えて多くの人から愛されてきました。

曲全体は単純なテンポであることから「簡単そう」と思われがちですが、難易度は上級者向けです。

シャコンヌ(バッハ)

シャコンヌは、バッハが作曲した名曲の一つです。バッハは器楽作品としてこの曲を作りましたが、当時は舞曲として使用されることがほとんどでした。

シャコンヌは無伴奏なのが特徴で、バイオリンの音色だけで美しさを表現できる一曲です。

アヴェ・マリア(シューベルト)

アヴェ・マリアは、歌曲の王であるシューベルトが作曲した名曲です。音楽に触れていない人でも、CMやテレビで一度は耳にしたことがあるはず。

「アヴェ・マリア」とは、日本語で「こんにちは、マリア」という意味で、カトリックの聖母マリアへの祈りが込められています。

G線上のアリア(バッハ)

G線上のアリアは、音楽の父とも呼ばれているバッハが作曲した、バイオリン演奏者で知らない人はいないほどの名曲です。

バッハらしい繊細で複雑な音程と、上品で優雅な曲調が魅力で、聴く人全てが彼の世界観に引き込まれてしまう一曲です。

スプリング・ソナタ第一楽章(ベートーベン)

スプリング・ソナタ第一楽章は、天才音楽家であるベートーベンが作曲したソナタの中でも、クロイツェルと同じくらい知名度の高い名曲です。

バイオリンが苦手だったベートーベンが、ピアノ伴奏があったとしても、バイオリンの重要度を目立たせるよう工夫した作品と言われています。

ハンガリー舞曲第5番(ブラームス)

ハンガリー舞曲第5番は、バッハとベートーベンに並ぶ名作曲家として有名な、ブラームスが作曲した名曲です。

ハンガリー舞曲では、情熱的なジプシー音楽の要素が含まれており、ハンガリーの民謡のような印象があります。

リズム感があり、軽やかで楽しい曲調が魅力の作品です。

名曲に挑戦する際に知っておくべき2つのこと

誰もが一度は耳にしたことのあるほど有名な曲を演奏するには、演奏スキルだけがあればいいわけではありません。

ここからは、名曲に挑戦するにあたって、知っておくべき2つの注意点を紹介します。

認知度が高いため演奏中の失敗をごまかせない

名曲は誰もが知っている曲である可能性が高いため、失敗してしまうとごまかせないのが難点です。

音楽演奏の中では、失敗してしまうこともありますが、重要なのは音楽を止めてしまわないことです。

失敗してしまった時も自分なりに自然なアレンジを入れ、間違った箇所をうまくリカバーするテクニックを身につけると良いでしょう。

基礎が固まっていなければならない

名曲を演奏するのであれば、バイオリンの基礎はしっかり身に付けておくことが必須です。

バイオリンを演奏するほとんどの方が、「早くあの名曲を弾きたい!」と憧れを抱いているでしょう。

「きらきら星」や「カエルの歌」など、レベルの低いものから順番に、基礎を身に付けながら練習することが大切です。

まとめ

今回は、誰もが知っているバイオリン名曲に挑戦したいという方に向けて、おすすめの名曲を10曲紹介しました。

聴くだけでは簡単そうに思えても、名曲だからこそ聴く人の心に残るような繊細な表現と複雑なアクセントが含まれています。

名曲を演奏したい方は、まずは基礎をしっかり習得してからチャレンジしてみましょう。

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