【初心者向け】電子バイオリンの特徴とおすすめポイントを徹底解説!

バイオリンをいざ始めたいと考えた時、「バイオリンの音が近所迷惑にならないか?」、「バイオリンってお金持ちの習い事なのでは?」と、悩む人もきっといるはず。

今回は、バイオリンの騒音問題を解決してくれると、注目を浴びている「電子バイオリン」について紹介します。

あわせて、初心者でも使いやすいおすすめのバイオリンメーカーや、電子バイオリン選びのコツも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

電子バイオリンとは

電子バイオリン(またはエレクトリック・バイオリン)とは、音響の部分に電気を使用している電気楽器のことをいいます。

通常、アコースティックバイオリンは弦を弾いて、その振動をボディ全体に響かせて音を発生させる仕組みでできています。

しかし、電子バイオリンの場合は弦の振動をマイクがキャッチして、電気的に音を広げる仕組みとなっています。

電子バイオリンとアコースティックバイオリンとでは、音の響きや音色が大きく異なるのでどちらの性能も知ってから、バイオリンを選ぶことをおすすめします。

初心者に電子バイオリンがおすすめなポイント

ここからは、初心者に電子バイオリンをおすすめできるポイントを3つ紹介します。

1.時間を気にせず練習ができる

バイオリンの練習をする際、「音が気になってなかなか思うように練習できなかった。」という経験がある方は多いでしょう。

特に、初心者のうちは、練習時間を多く持つことがとても重要。近隣へ配慮するあまり練習時間が極端に短くなってしまったら、なかなか上達できません。

電子バイオリンは音声の調節機能や消音機能が付いているので、アコースティックバイオリンの10分の1まで音量を下げて演奏することができます。

そのため、周りを気にせず思う存分に練習することができるでしょう。

マンションに住んでいたり、近隣の騒音問題が気になる方に電子バイオリンはおすすめです。

2.全体的にコストを抑えられる

アコースティックバイオリンは、木でできたボディに音を響かせて音色を奏でるので、メンテナンスを定期的に行う必要があります。

初心者向けのアコースティックバイオリンは約1万円から10万円が一般的な価格ですが、安ければ安いほど品質はかなり劣ります。

だからといって、初心者にとっては高額なバイオリンに最初から手を出すのは気が引けるものです。

一方、電子バイオリンは1万円程度出せば初心者には十分なものを買うことができるでしょう。

それほど高頻度でメンテナンスを行う必要はないので、全体的に電子バイオリンの方がメンテナンス面でも、費用面でもコストを抑えることができると考えられます。

3.ステージ演奏を楽しめる

電子バイオリンは、アンプに繋げてライブ演奏のような演出を楽しめるのも魅力の一つです。

大型アンプに繋げれば、大音量を出すことができ、他の楽器と合わせてステージ演奏の雰囲気を作り上げることが可能です。

マンションなどにお住まいで大音量が出しづらい場合は、ヘッドホンを繋げて自分だけの世界で練習をすることもおすすめです。

バイオリン初心者におすすめの電子バイオリン3選

ここからは、初心者でも使い安くコストパフォーマンスも良いおすすめ電子バイオリン3選を紹介します。

【Ennbom】エレキバイオリン初心者セット

Ennbomのエレキバイオリンは、耐久性に優れていて色褪せにくい素材を使用して作られています。

バイオリン本体にはピアノ塗装が施されており、見た目も非常に美しく滑らかで高級感のある仕上がりが特徴です。

リーズナブルな価格とは思えないほど、高品質でおすすめできる商品の一つです。

【キョーリツコーポレーション】Hallstatt 入門バイオリンセット V-12

Hallstattの初心者向け電子バイオリンセットは、幅広く音量の調節をすることが可能で、快適にいつでもバイオリンの練習ができます。

また、バイオリン本体だけでなく弓や弦、スタンド、教則本、DVDなどすぐに練習できるセットが付属されています。

比較的リーズナブルな価格で購入することができるので、初心者にはぴったりの商品です。

【マックコーポレーション】カルロ・ジョルダーノバイオリンセット VS-1

カルロ・ジョルダーノのバイオリンは、弾きやすく手入れがしやすいことで人気です。

ほぼアコースティックバイオリンと同じ構造で作られているので、アコースティックバイオリンに持ち替えても、それほど違和感を感じないのも魅力です。

電子バイオリンを使う際の注意点

電子バイオリンはアコースティックバイオリンと比べると、メンテナンスを高頻度で行う必要はありませんが、メンテナンスをせずに使い続けることは危険です。

バイオリンを長持ちさせるためにも、演奏し終わったあとは手脂やほこりを拭き取るなど、最低限の手入れを行うようにしましょう。

そうすることで、弦が錆びてしまったり、音が壊れたりする問題を防ぐことができます。

電子バイオリン選びのポイント

バイオリン初心者がはじめて電子バイオリンを購入する際、どのバイオリンを購入すればいいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここからは電子バイオリンを選ぶ際に、「ここだけは覚えていて欲しい」バイオリン選びのポイントを3つ紹介します。

アコースティックバイオリンと近い形のものを選ぶ

電子バイオリンでバイオリンの演奏に慣れてしまうと、アコースティックバイオリンに持ち替えたときに違和感を感じてしまうことがあります。

電子バイオリンはどちらかというと機械的な音色になので、アコースティックバイオリンのような豊かな表現の練習には適していません。

そのため、電子バイオリンを選ぶ際はなるべくアコースティックバイオリンの構造に似ているものを選ぶのもポイントです。

音量の調節機能があるかチェック

騒音問題が気になる方は特に電子バイオリンに音量の調節機能が付属されているかどうかを確認することをおすすめします。

種類によっては、消音機能や音を極限まで小さくできる電子バイオリンがあります。

自分の生活スタイルにぴったりのものを選ぶことが重要です。

価格を抑えたいのならば中古もおすすめ

「費用をなるべく抑えたいけど、質の良いバイオリンを購入したい」、という方には、中古電子バイオリンの購入をおすすめします。

初心者がバイオリンを初めて購入する際、多くの人が低価格で手軽な1万円程度の電子バイオリンを選ぶと考えられます。しかし、価格が安い分、品質や音質は高級なものと比べるとかなり劣ります。

機能面や見た目も値段に見合ったものになるので、あまりにも安すぎるバイオリンの購入はおすすめできません。

中古で購入すると、もともと高く売られていた質の良いバイオリンを、定価よりも少し安い値段で手に入れることができるのでお得感も満載です。

中古でも気にならない方は、中古のバイオリン購入を検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

今回は、これから電子バイオリンの購入を検討している初心者の方に向けて、おすすめのバイオリンブランドやバイオリン選びのポイントなど役立つ情報を紹介しました。

近頃では、電子バイオリンの性能も進化してきており、アコースティックバイオリンに持ち替えても、違和感をなるべく感じないように工夫されて作られています。

そのため、環境やライフスタイルを考慮して電子バイオリンの購入を検討している方には、とても便利で快適に利用できるアイテムなのでおすすめです。

ぜひ、電子バイオリンを購入する際はこの記事を参考にしてみてください。

人気の記事
見学・試奏 お問い合わせ