【初心者必読】バイオリンを独学で始める方法を徹底解説!

バイオリンを始める際、まずは自分でやってみようと思う方も少なくないでしょう。今回は初心者がバイオリンを独学で学ぶ方法や、事前に用意しておいたほうが良いものなどについて解説します。

あわせて、バイオリンを独学で学ぶメリット・デメリットについても触れています。ぜひ参考にしてみてください。

初心者が独学でバイオリンを学ぶ方法

バイオリン初心者が独学するには、教本やDVDやYouTubeなどを使った方法が一般的ではないでしょうか。

DVDやYouTubeでは実際に映像を見て、聞いて学ぶことができるのでイメージが付きやすく、比較的学びやすいと考えられます。

また、教本を読んで独学で学ぶ人もいるでしょう。中にはバイオリン教室で使われているような有名な教本もあります。

レベルごとにチャプターが分かれている教本は、自分のレベルに合わせて学ぶことができるので、初心者でも練習しやすくおすすめです。

初心者が独学でバイオリンを学ぶために必要なもの

バイオリンを始めるためには、いくつか事前に用意しなければならないものがあります。

ここからは、バイオリンを始めるにあたって最低限購入しなければならないものを紹介します。

バイオリン本体

バイオリンを始めるのに、一番お金がかかるのがバイオリン本体でしょう。

バイオリンの価格はピンキリであり、木の素材やニスの質で異なってきます。プロのバイオリニストであると1億円以上のバイオリンを使用する人もいます。

しかし、初心者のうちはそこまで高価なバイオリンを購入する必要はないかもしれません。

最初は自分にぴったりのサイズで手入れしやすく、使いやすいバイオリンを購入することをおすすめします。

バイオリン初心者がバイオリンにかけるお金の平均は1〜10万円程度。このくらいの価格でも独学で練習するには十分でしょう。

弓・松脂などの備品

バイオリンを始める際には、弓や松脂などの、バイオリンを演奏するために必要な備品の購入も必要です。

今ではたくさんの楽器メーカーがバイオリン初心者に向けてお得な「初心者セット」などの販売を行っています。

ほとんどの初心者セットには、弓や松脂が含まれていることが多いので、セットで購入するのもおすすめです。

教本や楽譜

独学で学ぶのであれば、何かしら教本や楽譜などの学習のツールが必要です。教本によっては楽譜が付属されていたり、解説付きで有名な曲を練習することができたりするものもあります。

そのため、教本を選ぶ際にはどのような学習方法なのか、自分に合った読みやすい本なのかを見極める必要があります。

購入する前に書店で実際に手にとって選ぶようにした方が失敗を避けられるでしょう。

独学でバイオリンを練習するメリット

バイオリン初心者が独学するメリットはどのような点なのでしょうか。ここからは費用面などの面から、3つのメリットをまとめて紹介します。

費用がかからない

バイオリンを独学で学ぶと、バイオリン教室に通うために必要な費用を節約することができます。

バイオリン教室に通うと、平均して1ヶ月あたり約1〜3万円ほどかかってしまいます。そのため、年間にかかる費用を計算するとかなり大きな出費となりますね。

独学であれば、一度教材を購入するだけでバイオリンを学ぶことができます。また、YouTubeなどは無料で利用できるので、費用面でのメリットはかなり大きいと考えます。

練習に追われなくていい

バイオリン教室に通うと、「次のレッスンまでにここまで仕上げなければならない」というプレッシャーに追われる可能性があります。

そのため、仕事や学業などで忙しい方は、バイオリン教室に通わず独学する人が多い傾向にあります。

自分の好きなタイミングで、マイペースに練習したい人には独学の方が向いているかもしれません。

自分の好きな曲を演奏できる

バイオリン教室に通うと、先生が生徒のレベルに合った曲を選ぶことがほとんどです。そのため、初心者のうちは自分の好きな曲を演奏することはできないでしょう。

しかし、独学であれば自分で選んで楽譜を購入し、自分の好きな曲で練習することができます。

基礎からコツコツというより、思い切って名作から練習したい方にはメリットと言えますね。

初心者が独学でバイオリンを練習するデメリット

独学でバイオリンを学ぶ方法には、メリットだけでなくデメリットもあります。ここからは、バイオリン初心者が独学で学ぶデメリットについて紹介します。

上達するまでに時間がかかる

バイオリンを独学で学んで習得するには、バイオリン教室に通って習得する何倍もの時間がかかると言われています。

独学で学ぶと、基礎や最初に学ぶべき重要な部分を飛ばしてしまう可能性があります。

また、その飛ばした部分にさえ気づくことができずに、基礎が曖昧なままになってしまうでしょう。

また、レベルが上がるにつれ、たくさんの疑問が生まれ、自分では解決できずに滞ってしまうかもしれません。

効率よく学ぶことを考えれば、バイオリン教室に通う方が適していると言えますね。

正しいフォームが身につかない

バイオリン初心者は、基本の姿勢から学ぶ必要があります。正しいフォームを身につけないまま演奏をし続けると、細かい音が出せなかったり、ポジション移動すら難しくなったりしてしまいます。

また、教本やYouTubeなどで一度見て覚えても、弾いているうちに自分の楽な姿勢に変わってきてしまうこともあります。

そのため、指導してくれる講師がいなければ、どうしても正しいフォームで演奏することが難しいという点がデメリットとして挙げられます。

モチベーションの維持が難しい

バイオリンを綺麗に演奏できるようになるまでには、幅広い知識とスキルを習得しなければなりません。しっかりと基礎を学び練習に練習を重ねない限り、なかなか思うように音が出ません。

そして、練習をしているうちにだんだん難しくなり、自信を無くしてしまうことも少なくありません。

楽器演奏は、練習を継続することが一番重要となります。

わからないところを教えてくれる人がいないことから孤独を感じてしまい、続けられなくなるということもあるでしょう。

また、どうしても独学ではカバーしきれない問題が出てくることも考えられます。

このような困難を想定すると、やはり独学でモチベーションを維持しながら練習し続けることは少々難しいと言わざるを得ません。

バイオリン初心者は独学でも上達できるのか?

バイオリン初心者が独学で上達することは可能です。しかし、独学では習得できるスキルに限界があるといえます。

バイオリンにはさまざまな演奏技法があり、人によって苦手分野も異なります。プロの助言なしに苦手なポイントを克服するのはやはり簡単ではありません。

独学である程度上達することができても、そのハードルはやや高いため、プロに学ぶメリットはかなり大きいと言えます。

まとめ

今回は、バイオリン初心者が独学で学ぶ方法や、メリット・デメリットを主に解説しました。

メリットもデメリットも同じくらいありますが、お金や時間を優先するのであれば独学の方が良いとも言えます。

しかし、アーティスティックな演奏スキルを身に付け、上達していきたいと考えているのであれば、バイオリン教室に通う方が効率よく学べるためおすすめです。

何より、自分に合った学び方を見つけ、楽しむことが一番ですね。

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