目標にしたい日本人バイオリニスト8選!プロの演奏から学ぶ2つのこと

世界で活躍する日本人バイオリニストは数多く存在し、憧れの人を目指して練習に励んでいるバイオリン演奏者も多いでしょう。

知名度が高く世界的に有名なバイオリニストの演奏では、演奏方法や表現力など、学ぶポイントがたくさんあります。

この記事では、バイオリン界で活躍している、目標にしたい日本人バイオリニスト8人を紹介します。

さらには、プロの演奏から学べる2つのことも解説するので、ぜひ参考にしてみてください。

日本人の人気バイオリニスト8選

バイオリニストによって弾き方や表現力が異なるため、多くの演奏を聴き、そして見て学ぶことが大切です。

ここからは、バイオリン演奏者であれば一度は耳にしたことのある、有名バイオリニスト8人を紹介します。

葉加瀬 太郎(はかせ たろう)

まず一人目は「情熱大陸」で有名な葉加瀬 太郎。今ではメディア出演も多く、バイオリン演奏者でなくても一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

葉加瀬 太郎は正統派のバイオリニストでなく、ポップス分野の演奏家といわれています。

そのため、世界的な楽団や指揮者との共演経験はありません。

しかし、彼の力強く表現力豊かな演奏は、聴く人の耳に印象強く残り、彼の演奏に魅了された方も多いでしょう。

男らしく強い音を出す表現に憧れる方は、ぜひ葉加瀬 太郎の演奏を聴いてみてください。

三浦 文彰(みうら ふみあき)

三浦 文彰は16歳の頃に世界三大バイオリンコンクールの一つである、ドイツ・ハノーファー国際バイオリンコンクールで、史上最年少で優勝した経歴のある天才バイオリニストです。

その後、NHKの大河ドラマのオープニング音楽でソリストを務めたことがきっかけで一躍有名となりました。

ソリストとはソロパートを務める奏者のこと。高い実力が認められてこそ任される重要な役割です。

三浦 文彰の演奏は、男性とは思えないほどの音色の滑らかさと柔軟さが特徴です。

音楽の才能が非常に優れている彼は、指揮者としても活躍しています。

五嶋 龍(ごとう りゅう)

五嶋 龍は、バイオリニストで実業家でもある五嶋 節の息子で、バイオリニストだけでなく空手家としても活躍しています。

がっちりとした体格からは想像もできない、華やかで柔らかい音色、迫力のある抑揚が聴く人を魅了します。

また、五嶋 龍はその素晴らしい肉体美と美しい演奏フォームから、女性ファンの多いバイオリニストです。

多彩な才能をもつ彼は、バイオリン演奏だけでなくあらゆる分野での活躍が今後も期待できるでしょう。

樫本 大進(かしもと だいしん)

樫本 大進は、31歳の若さでベルリン・フィルの第一コンサートマスターに正式就任したバイオリニストです。

現在は演奏者として活動することが減りましたが、従来の彼の演奏では誰も真似できないほどの美しい表現が使われていました。

独特な響きを生み出すビブラートの上手さ、滑らかでありながら繊細な演奏は樫本大進だからこそのテクニックです。

過去に5つの権威ある国際コンクールで優勝した経歴がある世界屈指のバイオリニスト、樫本 大進の演奏をぜひ一度聴いてみてください。

庄司 彩矢香(しょうじ さやか)

庄司 彩矢香は16歳の時、パガニーニ国際バイオリンコンクールにおいて史上最年少で優勝した実績のあるバイオリニストです。

現在はパリを拠点として活動しており、演奏旅行で世界中を飛び回っています。

また、彼女はバイオリニストだけでなく、絵画で個展を開くほど芸術の才能に恵まれています。

情熱的でパワフル、かつ女性らしい上品な演奏が庄司 彩矢香の大きな魅力です。

石田 泰尚(いしだ やすなお)

少し強面な見た目から、「組長バイオリニスト」という愛称で知られている石田 泰尚。

クラシックだけでなくポップス・ロックなど幅広い演奏レパートリーを持っているのが魅力です。

いかつい見た目から誤解されやすいのですが、彼は非常に真面目な性格で音楽学校も首席で卒業しているほどの秀才です。

ユニークで圧倒的なパフォーマンス力を誇り、クラシックの枠を超えた彼の演奏をぜひ一度聴いてみて下さい。

辻 彩奈(つじ あやな)

辻 彩奈は国内ではあまり知名度は高くありませんが、モントリオール国際音楽コンクールで優勝した実績のあるバイオリニストです。

彼女はなんと11歳でプロデビュー。国内外問わず数多くのオーケストラと共演して経験を積んできました。

現在はパリを拠点に活動しており、メディアやテレビ番組でも取り上げられています。

艶やかで柔軟性のある女性らしい音色が、これからも聴く人の心をつかみ続けるでしょう。

岡本 誠司(おかもと せいじ)

岡本 誠司はエリザベート王妃国際音楽コンクールでファイナリストに残り、天才肌のバイオリニストと呼ばれています。

彼は演奏する作品が作られた時代や背景を深く解釈し、心で感じたものを表現に活かします。

オーケストラとの共演だけでなく、ピアニストたちと室内楽を定期的に行うなど、幅広く音楽活動をしています。

感受性豊かな彼だからこその、温かく表現力溢れた演奏スキルがみられるでしょう。

プロの演奏から学べる2つのこと

バイオリンの上達を目指す方にはただ弾くだけでなく、「見る」・「聴く」を練習に取り入れることが大切です。

ここからは、プロのバイオリニストの演奏で学べる2つのことについて紹介します。

表現力

プロのバイオリニストの演奏では、幅広い表現スキルを学ぶことができます。

バイオリン演奏者にはそれぞれ表現の仕方に癖や特徴があります。

バイオリニストがどのパートで抑揚をつけているのか、音の強弱をつけているのかを見よう見まねで練習に取り入れてみると良いでしょう。

フォーム

プロのバイオリニストの演奏では、演奏中の立ち方やバイオリンの持ち方など、演奏中のフォームを学ぶことができるでしょう。

バイオリンでフォームは演奏の質に関わるほど重要なポイントです。

基礎のフォームを身につけた上で自分に合った弾きやすく、美しいフォームを見つけると良いでしょう。

まとめ

今回はバイオリンの上達に向けて、目標にしたい日本人バイオリニスト8選を紹介しました。

数多くの日本人バイオリニストが世界的に活躍しているのは日本の誇りであり、バイオリン演奏者の希望ですね。

憧れのバイオリニストに近づくためには、まずはプロの演奏をたくさん見て、聴くことが大切です。

バイオリン演奏で大切な表現力やフォームを学ぶためにも、機会があればぜひ一度演奏会やコンサートに行ってみて下さい。

プロのバイオリニストの演奏は、きっとモチベーションも高めてくれることでしょう。

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